日本人と東南アジアの人を比べたとき、いったい何が違うのでしょうか。もちろん個人差はどこにでもあるので、みんながみんなそうだと言えませんが、どことなく傾向というものがあるので、それらをみていきたいと思います。

まず日本人にあって、東南アジアにないのは「本音と建て前」という考え方です。日本人は、なんでもかんでも本音でぶつかるという文化はありませんよね。相手の気持ちを汲み取り、相手が不快にならないよう建前上で物事を話します。自分のことを落として話しするのも日本独特の文化です。例えば、お金持ちの人が「うちは稼ぎが悪いから貧乏で・・」なんてことは日常茶飯事ですよね。話しされたほうもわかってはいるけれど、相手に会わせて話しをしますよね。こういった本音と建て前の考えはまずないと思っていいでしょう。

東南アジアでは、自分の思ったことをそのまま口にします。喜怒哀楽がはっきりしているのでわかりやすいと言えばわかりやすいですよ。不快に思ったらそのまま顔にでているし、時には怒鳴り散らしてくる人もいるので、付き合いやすいと思いますね。日本でもたまにそういう人を見かけますが、この手の人はちょっと敬遠されてしまう傾向にあるのではないでしょうか。

慣れないうちは、無愛想で感じの悪い人が多いように思うかもしれませんが、すぐに笑顔になってくれたりもします。そんな人たちを相手にする場合、日本人特有の建前は使わないこと、です。建前で話しをしても、東南アジアの人たちは心の奥底まで汲み取ってはくれません。言葉にしたことをそのまま受け止めてしまいます。日本人はつい「こんなにはっきり言っちゃっていいのかな・・」と、つい考えてしまいがちですが、はっきり言っちゃっていいんです!むしろ、はっきり言わないといけないと思ってください。

例えば、必要ないものを売りつけてきたとします。はっきり断るのは申し訳ないからともじもじしているとしつこくつきまとってきます。相手からしてみれば、買おうかどうしようか悩んでいると見えるんですね。相手は買ってほしいわけですから、しつこくつきまとってくるってわけなんです。いらない時ははっきり「No Thank you!」と断りましょう。きついように思うかもしれませんが、相手は特に傷ついたりしません。「そうか、いらないのか」と、きっぱり諦めます。

もうひとつ気を付けないといけないのが、日本人は嫌なときでも笑顔を絶やさない人種として知られています。不快に思っても笑顔で対応することが多いのですが、これも東南アジアの人たちから見たら不思議なことのようですね。「心は不快なのになぜゆえ笑顔?」と、言われてみればその通りですよね。東南アジアでは不快な時はそれ相応の表情をするようにしてください。怒りに満ち溢れた顔だったり、睨みつけても構いません。いつでもどこでも笑顔で対応することだけは決してしないようにしましょう。

東南アジアの人は、若干気が短い人が多いように思います。お店での交渉事や会話の時でもそうですが、ウジウジと悩んだり曖昧な表現をしていると、突然切れたりすることがあります。はっきりしない態度にイラッときたのでしょうが、突然怒鳴られてビックリする人もいるようですが、メリハリのついた態度を取っていれば切れられることはないので、気を付けるようにしてくださいね。

とは言っても、同じ人間なので分かり合えるはずです。思っていることをはっきり言葉にして伝えること、曖昧な態度を取らないで喜怒哀楽をはっきりさせることを意識していれば問題ありません。ちょっと図々しいかなと思えるくらいの態度で接すれば大丈夫ですよ。