東南アジアの気候は、微妙にこまかく違ってきますが、おおざっぱにいうと、熱帯雨林・熱帯モンスーン気候だと言っていいでしょう。赤道直下なので、1年を通して夏の気候ということになります。もちろん東南アジアの中にも、日本の冬のように寒い季節がやってくる地域もありますが、ごく一部です。ミャンマーやラオスといった、インドシナ半島の内陸あたりに限定されますが、これらの地域も間違いなく東南アジアになります。

東南アジアのほとんどの地域が「いつ行っても暑い」というイメージを持っている人が多いと思いますが、これは間違いではありません。一部の地域を除いて、「1年中夏」というのが東南アジアなんですね。日本から見た東南アジアは「1年中リゾートの国」ということになるわけです。

では、東南アジアの熱帯雨林・熱帯モンスーンとはどんな気候なのでしょうか。熱帯雨林と熱帯モンスーンとは、最少雨月の降水量の違いのことで、60mm以上が熱帯雨林で、60mm以下が熱帯モンスーンと呼ばれています。あくまでも雨量の違いなので、日本人からしたらどちらも似たり寄ったりの気候であることは間違いありませんね。1年を通してほとんど気温の変化がなく、常に高温の地域なため、上昇気流が発生しやすいんですね。そのため低気圧が原因で大量の雨をもたらします。

熱帯雨林・熱帯モンスーン気候でも、雨季と乾季があります。日本の梅雨と違い、雨季だからといって1日中雨が降り続くということはまずありません。雨季は、乾季に比べて雨の量は多くなりますが、どちらもザッと降ってすぐにやむのが特徴ですね。

東南アジアの気候は、簡単に言うと、日中はギラギラした太陽が照りつけていて、とにかく暑いです。しかも湿度も高いことが多いので、日中に外を歩くのはけっこう体力を使ってしまいますね。日本と違って日差しが強いので、あっという間に日焼けしてしまうような気候です。ただし、日本のように熱帯夜というのはあまりなく、夜は比較的涼しくなるので、エアコンをつけなくても気持ちよく寝ることができます。

ただし、寒暖の差が激しいので、体調管理には注意が必要ですよ。涼しくなる合図として、夕方から夜にかけてのスコールがひとつの目安になります。昼間はかんかん照りなのに、夜になるとザーッっと突然雨が降りだすことが多いですね。スコールの特徴としては、パラパラ降るのではなく、シャワーのような大量な雨が降ります。もうひとつの特徴として、このスコール、長くは降りません。突然降って、あっという間にやみます。外出先でスコールに見舞われたら、慌てて動くのではなく、やむまで待つのが正解ですよ。本当にすぐにやみます。スコールは夕方から夜にかけてが多いのですが、たまに昼間に降ることがあります。スコールのあとは涼しくなりますが、すぐにギラギラした太陽がでてくるので、蒸し暑くなることが多いですね。

そのため、常夏の地域でありながら、夏服だけでは後悔することになるのでご注意ください。スコールのあとはガクンと気温が下がるため、長袖なども用意しておいたほうがいいでしょう。夜だけではなく、東南アジアの建物内はエアコンがガンガン効いています。冷蔵庫のように寒いこともありますね。薄手のものでかまわないので、寒くなったら羽織れるものを持っておくことをおすすめします。

日本のように四季がなく、一年中常夏なので、夏をとことん楽しみたい人にとってはもってこいの場所だと思います。地域によって若干気候は違ってきますが、基本は夏です。東南アジアを知って暑い夏を満喫しちゃってください。