東南アジアに行くとき、日本の航空会社を利用することももちろん可能ですが、現地の航空会社を利用すると比較的リーズナブルに行くことができます。私も各国の航空会社を何度となく利用しましたが、不思議な航空会社がいくつかあったのでご紹介します。

まず、日本の航空会社と同じだと思ってはいけません。国によって考え方が違うのは、飛行機の中でももちろん反映されています。日本のCAはこれでもかってぐらい愛想がいいですよね。嫌な顔は絶対に見せないし、わがままを言っても笑顔で対応してくれます。これは日本だけだと思っておきましょう。

とはいっても、シンガポール航空は世界一と言われています。これは世界からの評価ですが、日本の航空会社になれている日本人からしたら、そうなの?と思ってしまいがちですが、判断する視点が違うのかもしれませんよね。意外と定刻通りの運航や、過剰なまでのサービスは必要とされていないのが理由なのでしょう。ちなみにANAで世界第5位です。

日本の航空会社と大きく違うのは、大ざっぱなところでしょうか。例えば、マレーシア航空でのことです。以前プーケットから帰国するときのことですが、バンコク経由で成田に帰国予定でした。プーケットでの出発が大幅に遅れ、バンコクに到着したときにはすでに成田行き飛行機の出発時間を過ぎていたんですね。これはもう間に合わない・・・と、諦めていたとき、機内でアナウンスがあり、「成田行きに乗る乗客から優先で降りてくれ」とのこと。先頭切って降りると、専用カートに乗せられて、広いバンコク空港内を突っ走ってくれました。成田行きが待っていてくれ、無事に乗れたのは良かったのですが、気になったのは預けた荷物です。「荷物はどうなっているんだ?」とマレーシア航空の人に何度も尋ねたのですが、返ってくる返事はみな同じで、明るく「OK!OK!」。本当かな・・と思いつつも自分は飛行機に乗っているので、これ以上の追及はせず・・・。そして成田に到着。バゲージがでてくるベルトコンベヤの前で待てど暮らせど自分の荷物はでてこない。そのうちベルトコンベヤが停止!「あれほど言ったのに!ほれみたことか!」と思いましたね。

マレーシア人にとって荷物なんてどうでもいいのでしょうね。とにかく人を乗せて飛行機を出発させることが優先だったのでしょう。おおざっぱな性格なお国柄のエピソードです。日本人だとこんなことはないでしょうね。

もうひとつ、マレーシア航空での出来事です。ダイビングで何度もマレーシア航空には乗っているのですが、ダイビング用の器材を入れるキャリーバックは似たようなものが多いので、自分の荷物だとわかるようにバックのあちこちに小さなストラップをたくさんつけたことがあります。ゲーセンでたくさん取れたディズニーの小さなストラップです。トータルで10個ほどつけたでしょうか。成田で荷物を預け、クアラルンプールを経由してコタキナバルで受け取ったとき、なんと!ディズニーのストラップが全部なくなっていたのにはビックリしましたね。ひとつだけなくなったのではなく、全部ですよ。このとき思いましたよ。「盗られるほうが悪いんだ」と。「盗られたくなければつけちゃいけないんだ」と。

ちなみに友人は鍵のかかっていない前面のファスナー式ポケットに入れてあった電卓を盗られました。日本のような良識を持ち合わせている人は少ないのかもしれませんね。このとき以来「自分の身は自分で守る、自分の物も自分で守る」と心に誓ったのでした。

東南アジアに行く人は、現地に着いてからではなく日本を出発するときから気を引き締めるようにしてくださいね。